2013年2月3日日曜日

ミロクローゼ

 監督・脚本・美術・編集・音楽は、『オー!マイキー』の石橋 義正主演はオブレネリ ブレネリギャー、青春相談員 熊谷ベッソン、片目の浪人 多聞(タモン)を演じた山田孝之。

これだけで、高崎まで観に行こうって思いましたね。

3つの異なる世界のお話しだと、勝手に思い込んでいたので、オムニバス形式なんだろうな?なんて、思っていたんですけど、ストーリーが繋がっていたのには驚きました。


 石橋 義正さんのセンスの良さには脱帽です。自分は、出来ることなら、この方と頭の中を入れ替えたいと思ったほどです。ちょっとした小物からファッション・メイク・衣裳・音楽・セット・全て自分好みでした

作品的には、監督のやりたい放題状態でしたけど、全てにセンスが良いから楽しい。

主演を山田孝之にしたのも良かったように思います。この人の演技力あってこそ、石橋監督のハチャメチャな世界が更に魅力UPしたんだと思いました。ホント演技上手ですね。

名匠、鈴木清順監督にあんな役をやらせてしまうのにもビックリでしたけど、監督が楽しんで演じていらっしゃる感が思いっきり伝わってきましたので、観ているこちらも思いっきり笑いました。
 
大物俳優、奥田瑛二・原田美枝子の使い方も非常に上手い! 原田美枝子さん壷振り師 お竜は、本当に美し、そして格好良い。奥田英二さんのなきゃむら・・・お上手です

美女揃いの遊郭「天柘楼」案内人役、岩佐真悠子・・・今更!?なんて思ったら大間違いで、非常にあってるね。メイクも衣装もこの人に合ってる。

オブレネリ ブレネリギャーのPOPな世界から可愛らしいアニメーションに繋がり、そしてハードなONE OK ROCKのエンディング。これもまた、ミスマッチの妙!?

自分は、熊谷ベッソンのパートが一番好きですけどね。

あと自分、この世界に登場する女性全て好きです。それは、メイクであったり、スタイルであったり、メイクであったり、メイクである・・・

ちょっとだけ、多聞パートの殺陣シーンが長く感じたのがマイナス程度で、後は完璧でした。


鑑賞場所 シネマテーク高崎


満足度 98点

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