『南極料理人』の沖田修一監督・脚本作品
人里離れた山間の村で木こりをしている岸克彦。演じる役所広司が非常に素晴らしいく、心から笑わせてもらって、なんだか優しい気持ちをもらえる。そんな映画でした。
この作品は、休日のポカポカした昼間にミニ・シアターで観たかったですね。
小栗旬も気弱な監督役を上手く演じてると思いますけど、役所広司が良すぎるので、影が薄くなってしまいますね。準主役の小栗旬よりも、出演時間の短い脇役の山崎努の方が存在感があります。
小栗くん、気弱=劇中で影が薄くなってはダメで、もうちょっとなんか?欲しかったですね。
脇役も癖のある役者陣を揃えていますけど、意外とその癖が消えてて逆に良い方向にいってると思いました。相変わらず癖が強いのは、あの人くらいか?(笑)
劇中流れる音楽もエンディングで流れる星野源の歌声も、この作品にはピッタリ合っていて、最後までほんわかした優しい気持ちでいられました。作品が良くてもエンディング曲で台無しになる映画もありますので合格。
残 念だなぁと思うところで、山崎努扮するベテラン俳優に小栗旬扮する気弱な監督が気に入られて、気弱な監督が涙するシーンがあるんですけど、なんで気に入ら れたんだろ?って思いましたね。ベテラン俳優に気に入られて泣くとには、劇中のやりとりでは弱すぎるようにおもうのです。感情移入できず、う~ん!な感じ が残ってしまって、そこがちょっと残念。
でも、映画自体は素晴らしい出来で楽しめました。
鑑賞場所 自宅 DVD
満足度 90点
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