9・11のテロの犠牲者の音声から物語が始まるところは、非常に良いと思います。お陰で私は、この映画をアメリカは正義だ!という目線で観れましたので、今作品を非常に堪能いたしました。
事 実を基づいて、ストーリーが進んで行くわけですけど、上手に物語が作られていると思います。意外と中盤迄は淡々と話が進みます。しかし、退屈と言う訳では ありません。このままの感じで終わるのかと思いきや、ビンラディン殺害までの後半の戦闘シーンは、迫力満点の戦争映画になっていて、こうきますか!?と驚 かされました。
ストーリーが進むにつれ、当時、断片的に流れるテロ・テロリストの大物殺害などのニュースを日本で観ていた私としては、現場ではこんな状況だったのか!と少々感慨深い気持ちになりましたね。
でも、ちょっと見方を変えて見ると、とんでもない映画にも思えてくるのです。やはり、アメリカの正義視線で見ないと、とても恐ろしい映画だよ。
9・11から物語が始まるから、アメリカは正義が成り立つけど!?
なんてこと言ったらキリがないですが、見方を変えると真面目に怖いですな。
LASTシーンの『どちらまで?』問に、主人公マヤの定まらない表情・涙で、監督キャスリン・ビグローがそこらへんを表現してるのかな?と、深読みしてしまいました。
兎に角、上映時間160分があっという間に過ぎ、非常に楽しめる作品でした。
CIAイスラマバード支局長官役のカイル・チャンドラーが草刈正雄に見えてどうしょうもないんですけど・・・俺だけ?
鑑賞場所 MOVIX宇都宮
数 95点
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