2016年6月13日月曜日

リップヴァンウインクルの花嫁





『リップヴァンウィンクルの花嫁』

監督 岩井俊二

キャスト 黒木華/綾野剛/Cocco/原日出子/地曵豪/和田宏/毬谷友子/佐生有語/夏目なな
      金田明夫/りりィ 

2016年/日本 

私が好きな映画ベスト3から20年以上外れていない『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』でも、実際はTVバージョンの方が好きなんですけど...

その岩井俊二監督作品です。

岩井俊二監督作品で好きな作品は、『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』『フライド・ドラゴン・フィッシュ』『四月物語』で、この3作品は強烈に好きで何度も何度も繰り返し観てます。しかし、他の作品に関しては正直良いと思ったことはなく、『リリィシュシュのすべて』に関してはDVDで観たのですが退屈すぎて途中で止めてしまった。

そう、私は岩井俊二作品の短編作品が好きなのです。


しかし、この作品は180分(3時間)という恐ろしい長さでしたが、180分という長さは苦にはならなかった。でも、正直、30分くらい短くしても作品に影響はなんでないかな?というのが私の感想です。



とにかく180分黒木華を堪能できます!

しかし、黒木華は、内向的なダメ女の役が上手すぎる。



ランバ・ラルの友達、アズナブル社長、安室行舛役の綾野剛

ガンダムネタ盛り込み過ぎのアムロユキマース君。

彼もキナ臭い男演じるの上手いなぁ...
しかし、仕事は忠実なだけで、悪党ではない。それは真白の親に遺産を渡すシーンで窺えるし、あの涙でも分かる。




なんと、里中真白役にCocco

なるほど!ハマリ役です。真白の持つ、危うさ、不思議さ、不気味さ、そんなのがピッタリでしたし、Cocco自身にもそんなものが備わってるの様な気がするので、素晴らしい配役だと思いましたが、彼女が○○女優という仕事をしてるというのがね...違うんです。 

特に、私が男だからかもしれないけど...

彼女にその仕事で稼ぐことは不可能だ!アレだけの収入を得られる女優という設定に説得力ないぞ。
どこかのプレビューでマネージャー役の人の方がセクシーって書いてる人がいたけれども、だって彼女、実際にその世界で一時代を築いた人ですもの。

真白には、別の職業を与えてほしかったね。

で、ランバ・ラルは彼女かな?


他人の力によって望まぬ方向に向かってしまい、受けなくてよかった苦しみ、悲しみを経験する。
果たして他人によってもたらされた望まぬ方向が間違いなのか?

そのままでいれば何も変わらない。

変わらず、SNSに愚痴をこぼすだけだ。

劇中の皆川七海を観てれば分かるのだが、彼女は確実に変化している。


 


私的評価 70点 黒木華かわぇぇぇ♪

鑑賞日 2016.06.10 観賞場所 宇都宮ヒカリ座


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