2013年2月28日木曜日

HICK

クロエ・グレース・モレッツの初初単独主演作品です。

今作品の予告を観た時に、クロエ・グレース・モレッツって、ジュリエット・ルイスを初めて観た時に可愛いと思ったのと、同類の可愛さを持っているな!なぁんて、思っていたら、この作品でジュリエット・ルイス、ママン役で出演されているんですね。

出ていってしまうパパンが、ルリに向かって『若い頃のママに似てきた。』なんてセリフを言った時に、私も思わず『だよね~』と呟いてしまいました。

クロエ・グレース・モレッツの可愛さ爆発の映画です。鏡に向かって、銃をかまえてるシーンなんて、なんと可愛いことか!娘にしたい♪

レ・ミゼラブルで好青年を演じていたエディ・レッドメインは、今作品では、とんでもないクソ野郎を演じてますが、先にレ・ミゼラブルを観ていた私は、そのクソ野郎ぶりが、ちょっと新鮮でした。

ブレンダ役のブレイク・ライヴリーが、自分的には、かなり魅力的でしたが、彼女25歳なんですね。私には、人生経験豊富な30代半ばに見えたのですが・・・

アンビリーバボーです。

ストーリーは、とんでもない両親と田舎の暮らしが嫌になって、ラスベガスを夢見て、ヒッチハイクをしながら旅をするんだけど、怖い経験しちゃう、でも夢は諦めない!という感じで、良くも悪くも軽く観れます。

自分は、劇場で観たかったと思いましたよ。

マコレー・カルキンの弟が出ていて驚きました。あと、アレック・ボールドウィン太ったな・・・いい男なのに勿体無い!残念なところで、ジュリエット・ルイスの出演シーンが、もっと欲しかったですね。

とにもかくにも、クロエ・グレース・モレッツの演技力素晴らしい!

邦題『ルリ13歳の旅』 は、『僕のエリ200歳の少女』に掛けてるんだなと思ったんだけど、エリとルリが似てるだけじゃん。と、今になって思いました・・・

鑑賞場所 自宅 DVD


点数 75点


2013年2月26日火曜日

トータル・リコール


劇場で見逃し、今更ながらDVDで観たのですが、俺は嫌いじゃないです。
このリメイク不振に終わったようですが・・・

アーノルド・シュワルツネッガー主演のポール・パーホーベン版を見に行ったのは、遠い昔の話。

ほとんど、覚えていません。
 シャロン・ストーンが鬼嫁役だったんだな・・・

覚えてるのは、オッパイ3つある女性くらいかな?その方は、今回も登場してましたね。懐かし!と、思わず声をあげてしまった。

で も、今回も3つオッパイある女性だすなら、もう少しクリーチャー的なキャラを出した方が良かったと思いますね。ポール・バーホーベン版は、もっとキャラい ましたよね?なので、この世界と言うものが分かりやすかったんだけど、今作では逆に出さない方が良かったのかもしれない。『おおっ』と楽しめる反面、浮い た存在になっているような気がします。

全体的にデザインは、断然こちらの方が好き。とても、スタイリッシュになっていると思います。

コロニーの世界が、ブレード・ランナーの世界に似ているのは敢えてそうしているのでしょうか?原作が、フィリップ・K・デリックと言うことで、監督の遊び心なんでしょうか?と、いうか、ポール版もこんな感じだったけ?

主人公も、シュワちゃんよりも、コリン・ファレルの方が合ってるように思えるし、鬼嫁もケイト・ベッキンセールがイイと思った。

評 価が低いのは、ポール・バーホーベン版と比べてしまうからでしょうか?これは、これで非常に良い作品だと思うのですが?名人と言われた父を持つ子供の苦労 と一緒じゃないですかね?父親と同等、もしくは少し上の技能を持っていても、父が偉大すぎるので認めてもらえないとういモノだと思うのですけど・・・

僕は、好きです!


鑑賞場所 自宅 DVD


点数 85点


2013年2月19日火曜日

ゼロ・ダーク・サーティ


9・11のテロの犠牲者の音声から物語が始まるところは、非常に良いと思います。お陰で私は、この映画をアメリカは正義だ!という目線で観れましたので、今作品を非常に堪能いたしました。

事 実を基づいて、ストーリーが進んで行くわけですけど、上手に物語が作られていると思います。意外と中盤迄は淡々と話が進みます。しかし、退屈と言う訳では ありません。このままの感じで終わるのかと思いきや、ビンラディン殺害までの後半の戦闘シーンは、迫力満点の戦争映画になっていて、こうきますか!?と驚 かされました。


ストーリーが進むにつれ、当時、断片的に流れるテロ・テロリストの大物殺害などのニュースを日本で観ていた私としては、現場ではこんな状況だったのか!と少々感慨深い気持ちになりましたね。

でも、ちょっと見方を変えて見ると、とんでもない映画にも思えてくるのです。やはり、アメリカの正義視線で見ないと、とても恐ろしい映画だよ。

9・11から物語が始まるから、アメリカは正義が成り立つけど!?
 なんてこと言ったらキリがないですが、見方を変えると真面目に怖いですな。

LASTシーンの『どちらまで?』問に、主人公マヤの定まらない表情・涙で、監督キャスリン・ビグローがそこらへんを表現してるのかな?と、深読みしてしまいました。

兎に角、上映時間160分があっという間に過ぎ、非常に楽しめる作品でした。

CIAイスラマバード支局長官役のカイル・チャンドラーが草刈正雄に見えてどうしょうもないんですけど・・・俺だけ?


鑑賞場所 MOVIX宇都宮



数 95点

2013年2月14日木曜日

脳男


いやはや突っ込みどころ満載のネタ映画になってますね。
上映時間も対して長くはないはずなのに、私に何度と時計をチラ見させる素晴らしい映画でした。兎に角、脚本が酷すぎる!!

なぜ、犯人をあんな女性二人組に変更したのだろうか?
一人は、大富豪の親の財産を相続・中学生の時だっけか?に、アメリカの大学に進学しちゃう程頭脳明晰(末期ガン・両親の舌を切って殺害もしてます。)
そんなキーワードだけで、アレだけの人殺し、あんなデカイ病院を爆破させ、警官達を手玉に取れる理由(わけ)にし、客を説得させようとしている。
思いっきり観客舐めてますよね。

あっ、脚本書いた人、キアヌ・リーブスのスピードにちょっと影響されてますよね?いや、パクってますか?というか、見たことあるな~?的なシーンが満載!

 あとね、アレだけデカイ病院で、結構患者も居ましたよね?そんな病院が今時、紙カルテなんか使ってないでしょう?電子カルテじゃないんですかね?それに、今の世にエアー・シューターを登場させ、それが病院爆破の重要な役割をするなんて以ての外!!有り得ないでしょ・・・
エアー・シューターがあんな使われ方されていてビックリさっ!

光石研の死にっぷりに大笑いさっ!

あっ、もう一人の女もダーク・ナイトのジョーカーに見たいなメイクして、この子の最後なんて、髪型まであんな感じで金髪ときたもんだ。

この作品では、江口洋介も残念でした。ただ、ずーっと喚いているだけで、なんなんだコイツは?って中途半端な存在です。精神病んでる、刑事さんにしか見えない悲しい・・・

江口洋介の相棒(3年コンビ組んでます。)も、残念ですね。なぜ、そこでそんな死に方か?涙を誘おうとしたのか?僕は死にましぇーん!の逆、僕が死にますからぁ・・・、なんだそれっ!?あっ!?相棒が江口洋介ってことで、あの作品のパロディなのか?

松雪泰子と死んでしまった弟の年齢差がおかしいと思うのです。松雪泰子の役、年齢は何歳の設定なの?うーん!?それに、ジャバザハット母さん・・・

幼児虐待の彼もいらんわな?彼、いい役者なのに勿体無い。

後、脳男ってスーパー・マンじゃないですよね?劇中、猛スピードで3回くらい車に轢かれましたかね?それに、膝辺りに銃弾も受けてます。多分、骨とか内蔵ボロボロでしょ?あっ、何処かに行ってしまったと思ったら、ラストでピンピンしてましたね。何、あの自然治癒能力!?

監督と脚本家は、 脳男=アメコミのダーク・ヒーローと勘違いしてるんじゃないでしょうか?
それとも、ダーク・ヒーローにしたかったのか?どちらにしても、見事に失敗してます。

この映画の一番のキーワードは、説得力が無い!!!ですね。全てにおいて宙ぶらりんの説得力なしです。

エンディングも酷すぎて、声を出さぬように我慢しつつ腹抱えて笑いました。キング・クリムゾンの選曲も大爆笑!!

早くも、今年のワースト映画入り決定です。

あまりにも酷いので、点数0にしようかと思ったのですが(ヘルター・スケルターでさえ5点なのに)
松雪泰子のちらっと見えるブラが良かったので、そこに5点かな?w

あっ、後、石橋蓮司の存在に10点+かな?


鑑賞場所 MOVIX宇都宮


点数 15点

2013年2月13日水曜日

キツツキと雨


『南極料理人』の沖田修一監督・脚本作品

人里離れた山間の村で木こりをしている岸克彦。演じる役所広司が非常に素晴らしいく、心から笑わせてもらって、なんだか優しい気持ちをもらえる。そんな映画でした。

この作品は、休日のポカポカした昼間にミニ・シアターで観たかったですね。

小栗旬も気弱な監督役を上手く演じてると思いますけど、役所広司が良すぎるので、影が薄くなってしまいますね。準主役の小栗旬よりも、出演時間の短い脇役の山崎努の方が存在感があります。


小栗くん、気弱=劇中で影が薄くなってはダメで、もうちょっとなんか?欲しかったですね。

脇役も癖のある役者陣を揃えていますけど、意外とその癖が消えてて逆に良い方向にいってると思いました。相変わらず癖が強いのは、あの人くらいか?(笑)

劇中流れる音楽もエンディングで流れる星野源の歌声も、この作品にはピッタリ合っていて、最後までほんわかした優しい気持ちでいられました。作品が良くてもエンディング曲で台無しになる映画もありますので合格。

残 念だなぁと思うところで、山崎努扮するベテラン俳優に小栗旬扮する気弱な監督が気に入られて、気弱な監督が涙するシーンがあるんですけど、なんで気に入ら れたんだろ?って思いましたね。ベテラン俳優に気に入られて泣くとには、劇中のやりとりでは弱すぎるようにおもうのです。感情移入できず、う~ん!な感じ が残ってしまって、そこがちょっと残念。

でも、映画自体は素晴らしい出来で楽しめました。


鑑賞場所 自宅 DVD


満足度 90点

2013年2月9日土曜日

紫式部の墓


午後の休憩時間に、フト立ち寄った公園
苔で覆われた道をトコトコ進むと、どういうわけだか?
『紫式部の墓』という看板を見つけました。

紫式部の墓が何故栃木県にあるのだ?と思いつつ
ワクワクしながらトコトコ進みます。

本当に苔で覆われた道です。


苔を見ると、パラダイス山元さんを思い浮かべてしまいます。
マンボの人です。

あ~~~~~~~~うっ♪

マンボNO.5を口遊む♪

うっ!


じゃじゃーん!見つけました・・・
これが、紫式部の墓です。



実際に調べて見ると、この辺の地名栃木県下野市紫から来ている言い伝えだということでした。
まぁ、京都の朝廷に仕えていた紫式部が栃木に墓があるというのも可笑しな話ですし、
この石碑もここら辺を支配していた豪族が建てた慰霊塔なのでしょうね。

そんな事だろうと思っていましたけど、少々・・・
かなり残念です。

織田信長の息子、信雄(スケートの織田信成君のご先祖様)の墓が
群馬県甘楽郡にあったりします。発見した時は、『ええっ、どういうこと?』と
ビックリして調べてみたのですが、信雄さんは、家康さんから現在の奈良県と
甘楽郡に領地(飛び地)を貰ったみたで、信雄さんが亡くなった時に、
分骨されたので甘楽郡にも墓があるということが分かりました。

信雄さんは、甘楽に来たことないんです。

そんなカンジでね・・・

分骨された墓があるのかな~
なんて期待してしまったわけですが、紫式部と栃木って・・・

無理ありすぎる                        ナッ!



ベルセルク 黄金編Ⅲ 降臨


さて、前作をDVDで見終わって時間を見たら、21時ジャスト!あれ、もしかしたら、レイトショウで降臨観れるかもしれないと思い、劇場のHP観たら最終21時50分より、これは行かなきゃと観てきました。

前作のラストで自暴自棄になり、王妃に手を出し拷問を受けるグリフィス。
その拷問は1年間も続き、あの美しいグリフィスが舌を抜かれ、手と足の腱を切られ無残な姿に・・・

やはりベルセルクは劇場で観れば良かったのだと、今作を観て非常に後悔しました。前2作品がDVDだったものですから。


この作品の世界がよく分からんのですが、私が知ってる知識で言うと『バスタード』の様な世界になって行くんですね。前作にも、ミノタウロスの様な奴(ゾッド)はいましたけど。

『蝕』のシーンは、途轍もなく陰惨ですが、途轍もなく美しく圧巻でした。CG素晴らしい!
CGと言えば、髑髏騎士とゾッドの戦闘シーンのCGも迫力ありましたね。

凄い世界を観れて(劇場で観るべき)幸せ。でも、少々凹む・・・

ゴッドハンドの4人は、なんか見たことある奴らばかりでしたが?ちょっと、残念。

ボイドは、マーズ・アタックに出てたろ?ユービックは、ティム・バートンの作品に出ていそう。 コンラッドは、孔雀王に出ていた様な?

スランは、よかった!!声優さんも良かった!でも、バスタードとかにいそうです。
スランのエロさには興奮した。 (沢城みゆきのあの、Sっぽい喋り方が好きなだけかも?だけど・・・)

後、フェムトがキャスカを犯すシーンは、『うろつき童子』を高校生の時に観て引いたのを思い出した。うろつきの、あの魔物の声が、現在のあなご君の声優さんでちょっと引いたw
注意・・・うろつきは、高校生で見ちゃいけない作品です。

OPは、3部共に同じでしたけど、『機甲界ガリアン』を思い出してしまったのですが?だって、ちょっと、あの世界の雰囲気持ってるんだもの?

『ベルセルク 黄金編Ⅲ 降臨』素晴らしい作品を観れて満足です。多分、私、コミックにも手を出すでしょう。それくらい、3部作共に面白かった。群を抜いて、今作が一番の出来だと思います。

今後も、続く事に期待します!

あっ、でも、エンドロール後に、ケミストリーの片割れのPVはいらないでしょう?エンドロール後に直ぐに帰れば良かった。そこ残念。


鑑賞場所 MOVIX 宇都宮


満足度 95点




2013年2月8日金曜日

ベルセルク 黄金編Ⅱ ドルドレイク攻略


原 作未読な私ですが、今作も非常に楽しめました。どんな映画でもそうですが、原作を知っていると(更に、好きだったりすると。)映画になった時に、アニメに 限らずガッカリすることが多いように思います。自分が原作を読んでいたら、どんな感想になっていたのだろう?とも思いますけど・・・

戦闘シーンは、とにかく迫力があり、DVDではなく劇場で見たかったと、非常に後悔しています。

更に、今作も、前作同様にキャラデザインが素晴らしく、ベルセルクの世界に引き込まれてしまいます。特に、チューダー王国の騎士団のデザインは素晴らしいと思います。


今作でも、CGが気になる・・・

戦闘シーンのCGは迫力も増してますし、CGすげー!って驚愕しますけど、普段の何気ないシーンは、CGじゃない方がいいんじゃない?と思いました。なんか、もの凄い違和感があります。
バイオハザードなども、CGアニメで公開されてましたけど、ホント苦手なんで(自分に合わないだけか?)この作品はCGを余り使わにほうが、良かったなぁ・・・とチョット残念です。

それに、舞踏会のシーンって、あんなに長い時間必要ですか?おっ?美女と野獣か?って思ってしまいましたけど・・・

原作未読な私から見てなのですが、舞踏会のシーンの時間が非常に退屈になってしまっていたのと、無駄にCGが使われているように思えたので、その時間を他に割いたら作品がもっと深くなったように思うのですが、いかがなものだろうか?

とかなんとか言いつつ、ベルセルクの世界にハマってしまい、今作終了後、即座に『黄金時代編降臨』の最終上映を観に行く私であった。


鑑賞場所 自宅 DVD


満足度 75

2013年2月7日木曜日

ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵


存在だけは知っていたのだが、あまり興味がなかったので華麗にスルー。
現在上映中の最新作の予告を見ると何んだか観なきゃいけない様な気がして、で、第一作目をDVDで観てみる事にしました。

ちなみに、原作は20年も続いてるんですね。と言うことは、コレ3部作になっているけれども、原作のどこかの一部分に過ぎないのだろうか?『黄金時代篇I 覇王の卵』の上映時間80分程度だものね。多分、2作・3作目もそんな感じですよね?


さて、観てからの感想ですが、なにこれ?やだこれ?面白いじゃない?

 なのですが・・・

ちょっと、気になるところがあって、動きがカクカクしているのは何故なんだぜ?

戦闘シーンは、とても迫力があって、動きもスムーズなんだけど、どうも普段の動きが、なんか?バイオ・ハザードのゲームの様なぎこちなさが、ちょっとだけあって、その不自然さが気になりました。
これだけのクオリティの高いアニメーションが作れるのに、なんでカクカクなんだろう?

『バズーソ戦』『黒羊鉄槍重装騎兵団戦』『不死のゾット戦』の戦闘シーンなんて、動きもスムーズで、めちゃ迫力あるんですけどね。

それに、キャラクターも格好良いです。黒羊鉄槍重装騎兵団なんて、最高にセンスいい!

ストーリーも、初見の自分でも十分楽しめました。

そんな訳で、次作レンタルしてこようと思います。


鑑賞場所 自宅 DVD


満足度 80点

2013年2月4日月曜日

つやのよる


 直木賞作家・井上荒野の同名小説を、阿部寛を主演に迎えて、行定勲が映画化した恋愛群像ドラマ。

原作未読

たぶん、原作未読でよかったのだと思う。お陰で、この作品が非常に楽しめた。しかし、間延びしてる感があるのは否めないので、もうちょっと上映時間は短縮した方が良かったのではないかな?と思う。で、短縮出来ると思います。


今作品が原作に忠実なのかは判らないが、行定勲と伊藤ちひろコンビの脚本は、自分の中では、無駄なストーリー追加したりして、作品を無駄に長くし、退屈にしてしまうイメージがある。

松生の夫、12歳の時に従兄弟に犯される、男好き、ストーカー、いい女というキーワードと病に伏して病室で横たわっている艶(演者はいるが、容姿は分らない。)を中心に、艶に関わった男達、そして、その男達に関わった男と女の5つの物語。

出 演されている女優陣が素晴らしく、とても魅力的で、キャスティングは完璧に思う。荻野目慶子、田端智子、野波麻帆、真木よう子は、特に魅力的でした。田端 智子なんて、看護服と喪服着てるだけに思うが、存在そのもが魅力的で、とても魅力的だった。でも、荻野目慶子が一番かなぁー。

劇中でもそうだが、ポスターでの女優陣の美しさには本当に見惚れてしまう。清川あさみの手腕によるものか?自分が、この作品を観たいと思ったのは、このポスターが美しかった事が一番の要因でした。あと、予告編でのケンさんの歌声・・・

映画評の一つに、『過去の恋愛経験や自分の恋愛スタイルによって大きく変わるのではないかと思う。純愛とか美しい愛のかたちを好む人には理解しにくい話のように感じる。』と言うものがあったが、自分もこれに尽きると思う。

この物語の言わんとすることは、EDでクレージー・ケン・バンドが唄っている歌詞そのものなんじゃないでしょうか?

あっ、瑛太に似てる演技をする奴がいるなぁ~って思いながら観ていたら、実際に瑛太の弟でびっくりした!


鑑賞場所 MOVIX 宇都宮


満足度 85点

2013年2月3日日曜日

ミロクローゼ

 監督・脚本・美術・編集・音楽は、『オー!マイキー』の石橋 義正主演はオブレネリ ブレネリギャー、青春相談員 熊谷ベッソン、片目の浪人 多聞(タモン)を演じた山田孝之。

これだけで、高崎まで観に行こうって思いましたね。

3つの異なる世界のお話しだと、勝手に思い込んでいたので、オムニバス形式なんだろうな?なんて、思っていたんですけど、ストーリーが繋がっていたのには驚きました。


 石橋 義正さんのセンスの良さには脱帽です。自分は、出来ることなら、この方と頭の中を入れ替えたいと思ったほどです。ちょっとした小物からファッション・メイク・衣裳・音楽・セット・全て自分好みでした

作品的には、監督のやりたい放題状態でしたけど、全てにセンスが良いから楽しい。

主演を山田孝之にしたのも良かったように思います。この人の演技力あってこそ、石橋監督のハチャメチャな世界が更に魅力UPしたんだと思いました。ホント演技上手ですね。

名匠、鈴木清順監督にあんな役をやらせてしまうのにもビックリでしたけど、監督が楽しんで演じていらっしゃる感が思いっきり伝わってきましたので、観ているこちらも思いっきり笑いました。
 
大物俳優、奥田瑛二・原田美枝子の使い方も非常に上手い! 原田美枝子さん壷振り師 お竜は、本当に美し、そして格好良い。奥田英二さんのなきゃむら・・・お上手です

美女揃いの遊郭「天柘楼」案内人役、岩佐真悠子・・・今更!?なんて思ったら大間違いで、非常にあってるね。メイクも衣装もこの人に合ってる。

オブレネリ ブレネリギャーのPOPな世界から可愛らしいアニメーションに繋がり、そしてハードなONE OK ROCKのエンディング。これもまた、ミスマッチの妙!?

自分は、熊谷ベッソンのパートが一番好きですけどね。

あと自分、この世界に登場する女性全て好きです。それは、メイクであったり、スタイルであったり、メイクであったり、メイクである・・・

ちょっとだけ、多聞パートの殺陣シーンが長く感じたのがマイナス程度で、後は完璧でした。


鑑賞場所 シネマテーク高崎


満足度 98点

2013年2月2日土曜日

ヘルタースケルター

いやー、イライラして、ストレスが溜まる映画ですこと。たまらんわっ!
あーっ、ヘルタースケルター=ひっちゃかめっちゃか・・・そうですね、そのとおりですねぇ!が感想ですね。

蜷川実花監督作品は、『さくらん』は途中で断念してしまったので、もう、観るのやめちゃおうか?って心の叫びを、頑張って押さえ込んで、今回は最後まで観ました。俺、頑張った!

無駄なシーンの使い回しが非常に多いんで、『もう、この辺で勘弁してくれや!』と何度とつぶやいたことか?それと、この人の異常なくらいの音楽のセンスの無さには、びっくりするわー!このシーンに、この音楽使うんすか?ないわー!

アノ曲が流れた時は、エヴァかよっ!?って、突っ込んでしまった。エヴァで『翼をください』がBGMで使われる所があるんですけど、そんな感じのシーンがあるんですよ・・・
蜷川監督は、あのシーンにかなり影響受けていると、私は思っております。エヴァの監督の奥さん安野モヨコだしぃ・・・

 劇中の女子高生のギャーギャー声が堪らなくウッセーーーーーよっ!!!女子高生の声で時間稼ぎするんじゃねー!金払って、なんでストレス溜めなあかんねん!?まぁ、レンタル当日返しで260円だけどさぁ?それでも、失敗した!俺のバカって、何度も呟きました。

何 故に、りりこのマネジャー役を寺島しのぶにしたんですかね?そして、なんで設定を30代にしたんですかね?その意味がわからん?その設定にしてプラスにな る事はあったのかい?寺島しのぶの良さを全然引き出せず、寺島キモッ!って、思わせちゃう監督の意図が解りません。寺島さんは、何故にこの作品に出演して しまったのか?

あと、無駄に作り込んだ大森南陽の演技、なにあれ?この映画には浮いてんじゃない?って、思ってしまいます。もうちょっと、軽くていいんだけど・・・

無駄に豪華な役者陣が、本当に無駄に使われているのね。そして、この映画に出演されてる、全ての役者の演技がミスマッチのように感じる。そこも、ひっちゃかめっちゃか!
漫画のあの独特の世界観を少しも再現出来てないのね。難しいのは、解るけれども・・・

見世物小屋で蛇喰い女を見てしまった様な、何とも言えない気持ちになるのが漫画のラストなんだけど(私的に)、映画では全然表現されてないのね。何アレ?なんなの?

ただ、りりこ(沢尻エリカ)と麻田(大森南陽)の水族館のシーンだけは好きだ。そこだけは、良かったな。

あっ!沢尻エリカ・・・なんの為に脱いだん?沢尻エリカの演技力は何処にいったん?
蜷川さん、本当に役者のよさを見事に無くす方ね。

蜷川実花は、女子の好みそうな綺麗で可愛い写真を撮ってればいいんでないかな?と思うんです。もう分かったでしょ?マスターべショーン映画を撮るのは、もうやめなさい!

ただただ、辛い映画でした。本当に辛い!

あと、出たがりだな?あんた・・・


鑑賞場所 自宅 DVD

満足度 5点