2013年2月4日月曜日

つやのよる


 直木賞作家・井上荒野の同名小説を、阿部寛を主演に迎えて、行定勲が映画化した恋愛群像ドラマ。

原作未読

たぶん、原作未読でよかったのだと思う。お陰で、この作品が非常に楽しめた。しかし、間延びしてる感があるのは否めないので、もうちょっと上映時間は短縮した方が良かったのではないかな?と思う。で、短縮出来ると思います。


今作品が原作に忠実なのかは判らないが、行定勲と伊藤ちひろコンビの脚本は、自分の中では、無駄なストーリー追加したりして、作品を無駄に長くし、退屈にしてしまうイメージがある。

松生の夫、12歳の時に従兄弟に犯される、男好き、ストーカー、いい女というキーワードと病に伏して病室で横たわっている艶(演者はいるが、容姿は分らない。)を中心に、艶に関わった男達、そして、その男達に関わった男と女の5つの物語。

出 演されている女優陣が素晴らしく、とても魅力的で、キャスティングは完璧に思う。荻野目慶子、田端智子、野波麻帆、真木よう子は、特に魅力的でした。田端 智子なんて、看護服と喪服着てるだけに思うが、存在そのもが魅力的で、とても魅力的だった。でも、荻野目慶子が一番かなぁー。

劇中でもそうだが、ポスターでの女優陣の美しさには本当に見惚れてしまう。清川あさみの手腕によるものか?自分が、この作品を観たいと思ったのは、このポスターが美しかった事が一番の要因でした。あと、予告編でのケンさんの歌声・・・

映画評の一つに、『過去の恋愛経験や自分の恋愛スタイルによって大きく変わるのではないかと思う。純愛とか美しい愛のかたちを好む人には理解しにくい話のように感じる。』と言うものがあったが、自分もこれに尽きると思う。

この物語の言わんとすることは、EDでクレージー・ケン・バンドが唄っている歌詞そのものなんじゃないでしょうか?

あっ、瑛太に似てる演技をする奴がいるなぁ~って思いながら観ていたら、実際に瑛太の弟でびっくりした!


鑑賞場所 MOVIX 宇都宮


満足度 85点

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